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結婚記念日でお花を贈る男性の悩んでいる8つのポイント

お花屋さんに来る男性のよくある目的の一つが「結婚記念日」です。

お花屋さんに勤めている経験から、「結婚記念日」でお花を買いに来た男性からよく聞かれる質問をご紹介します。

①贈るなら「生花」か「プリザーブドフラワー」

まず、お花のギフトにはいろんな種類の形態がありますが、結婚記念日で贈るなら「生花」か「プリザーブドフラワー」のどちらかです。

これらの特徴を見ていきましょう。

生花

読んで字のごとく、「生きている花」です。自然のままのお花を加工せずに活けるタイプのお花です。

冠婚葬祭のようなフォーマルなイベントで見るお花は生花なので、イメージは付きやすいかと思います。

プリザーブドフラワー

英語の「Preserved(保存された)」の意味からも分かるように、長持ちするように加工されたお花です。ちなみに、「ブリザードフラワー」ではないのでご注意ください!(間違えたらちょっと恥ずかしいので注意!)

生花から色抜いて、保存させるためにグリセリンなどの保存液を染み込ませています。綺麗な色が付いていますが、これは後から着色しています。そのため自然にはない色があったり、選択できる色の種類が多いのが特徴です。

生花の水々しさには劣りますが、その他の加工に比べると生花に近い仕上がりになっています。加工の工程が入るため、生花よりいくらか高価になっています。

②他の人はどれくらいのモノ(予算)を買っているの?

よく言われるのは5,000円〜10,000円です。幅を持たせてご要望いただくことが多く、お花屋さんとしても幅を持たせてもらった方が作りやすくありがたいです。

ちなみに、5,000円未満は見栄えがイマイチになってしまうので、最低でも5,000円を予算にしたいところです。

お花屋さんの店内には、いろんな価格帯の出来合いのお花があるので、価格と大きさを天秤にかけて価格を選んでいきましょう。5,000円のお花を指して、「もう少し豪華にしたいのでこれに1,000円〜2,000円分足して」という頼み方もOKです。

③どんなお花を選んでいるの?

お花屋さんにお任せの人が多い

お花のご希望がなく、「お任せで」という人が多いかなという印象です。結婚記念日でお花を送りたいけど、どんなお花がいいかはよくわからないので、プロに任せるという人が多いようです。

もちろんお任せいただいてもOKですが、奥様の好きな色や、雰囲気(可愛い系?大人っぽい感じ?など)をお花屋さんに伝えていただいた方が、イメージ相違にならないのでオススメです。

毎年お花を贈っている上級者

何回も結婚記念日にお花を送り続けている上級者は、贈るお花が決まっていることが多いです。毎年贈っている奥様の好きなお花もわかっているということですね。とても素敵です。

生花の場合は、昨年と同じようなお花を買われる方が多いです。

プリザーブドフラワーの場合は、去年のものがまだ残っているので、デザインを変えたいという要望が多いです。ご自宅に残っている昨年あげたお花を写真に撮って、今年はどういうデザインにするかお花屋さんと相談されるのが良いです。ただ、お店によってデザインはある程度決まっているので、3年連続で同じお店で買っていると、次はもうバリエーションが無いかもしれません。

④お花の種類と本数を指定したい!

お花を指定するかたで、もっとも多いのは定番の「バラ」です。本数は結婚からの年数分というのがよくあるリクエストです。

ただ、当日お店にお越しいただいて、「バラ15本!」と言われても在庫がないことはよくあります。その場合は、残念ながら見つかるまで別のお店に探し続けることになってしまいます、、、

2−3日前にご依頼いただければ、当日までそのお花を確保しておくか、もしくは仕入れることができます。本数に強いこだわりがある方は、事前にお花屋さんに相談しましょう

⑤どれくらい保つの?

これを聞かれるのは圧倒的にプリザーブドフラワーが多いです。保存状態にもよりますが、プリザーブドフラワーは「3〜5年」保ちます。日差しが強かったり、湿度が高いと1年程度しか保たない場合もあります。

ちなみに生花は5日程度です。

⑥配達はできる?

サプライズで、「結婚記念日の午前中指定で送りたい」といったリクエストもよくいただきます。

配送は、対応しているお店としていないお店があるので、配送が必須な方は最初にお花屋さんに聞くようにしましょう。

「0」じゃない配送リスク

もちろん多くはないですが、これまでの経験から配送によるトラブルは何件かありました。

ダンボールを逆さにされてしまったり、器が割れてしまったり、冷凍便で送られてしまったりと色んなケースがありました。こういうリスクがあるので、配送はしないお花屋さんもあるくらいです。

配送会社を使わず、自社の車で配送しているお花屋さんはこういうリスクは無いですが、お花屋さんの外見からはちょっとわからないかもしれません。

万が一のリスクを気にされる場合は、配送は避けた方が良いかもしれません。または、プリザーブドフラワーは生花に比べて接着されてしっかり作られているので、荷物を乱暴に扱われたときのリスクは低いです。こういうリスクを鑑みて、プリザーブドフラワーを選ぶのもアリかと思います。

⑦メッセージカードはある?

ほとんどのお花屋さんには、メッセージカードが置いてあります。無料の場合、有料の場合、1枚までは無料な場合と、お店によってお値段の付け方は様々です。有料の場合は1枚30〜300円程度です。

もちろんお花屋さんに来る前にご自身でカードご準備いただいて、持参いただいてもOKです。

当日お花屋さんでカードを書かれる場合は、文案だけは用意しておきましょう。せっかくの贈り物なので、その場で即興よりは事前に検討した文章の方が良いはずです。

また、お花屋さん的にはお花を作っている最中に見られているとちょっとやりづらいので、その間にメッセージカードを書いてて貰えるとありがたかったりします。

⑧お花が見えないように包んで欲しい

これから電車で帰るからお花が見えていると恥ずかしいからということで、ショッパーからはみ出た部分を紙で覆ってというリクエストもいただきます。

気になる人はお花屋さんにお願いしてみてください。

最後に…

基本的に、男性は花を買うのは恥ずかしいと思っているみたいで、あまり話してくれないことが多いです。

リクエストいただければお答えできることもありますので、ぜひ結婚記念日の贈り物を成功させるために、勇気を出して話しかけてみてください!