ここぞという時に贈って喜ばれるのがお花です。
しかしながら、「私はお花を買い慣れていて完璧に選べるわ!」という人はあまり多くないのではないでしょうか。
お花屋さんの知見から慣れてない人でも上手にお花を買えるコツをお教えします!
喜んでもらえるお花の選び方
ケースによりますが、ここでは男性が特定の女性にお花を贈ることを想定してみましょう。
しょっちゅうお花を貰うような女性は滅多にいないので、多くの女性はお花を貰い慣れていません。そのためどんなお花でも、男性が一生懸命選んでくれたお花なら喜んでくれます!
鉄板は「生花」か「プリザーブドフラワー」
お花の買い方にはいくつかの種類がありますが、間違いないのは「生花」もしくは「プリザーブドフラワー」です。
他にも「造花」「ドライフラワー」「ハーバリウム 」という買い方もありますが、これらはカジュアル過ぎたり、ビシッとしたイベントだと幻滅されかねないのでシーンを選びます。
それぞれ詳しい違いを知りたい方は、こちらをご覧ください。 ▶︎知っておきたい定番のお花の買い方 5選
要注意!避けた方が良いお花
基本、お花は何を選んでも良いと思いますが、一般的に避けた方が良いお花は存在ます。
その1:仏花
仏花は、法要に使うお供えの花なので、生きている人に贈るのには向いていません。この辺りのお花は避けましょう。
その2:赤いカーネーション
赤いカーネーションは、母の日に贈る花の定番ですねよ。そのため、母の日でお母様(義母も含む)にお花を贈るケースを除き、避けておいた方が無難です。
花言葉は意味がない!?
お花屋さんに来る男性で、花言葉を聞かれるケースは結構多いです。
衝撃的に思われるかもしれませんが、実はお花屋さんは花言葉でお花を選ぶことをオススメしていません。。。その理由は、同じ花の中にも複数の花言葉があり、矛盾する花言葉がついているケースが散見されるからです。
詳細を知りたい方はこちらもチェックしてみてください。
▶︎実は花言葉は意味がない?お花屋さんの本音
花言葉を意識して、せっかく綺麗なお花なのに選択肢に入らないのは、お花屋さん目線ではとっても残念なんです。ぜひ、お花を贈る機会がある方は、思い切って花言葉のことは忘れみてはいかがでしょうか?
定番のお花は?
とは言え、お花選びに慣れていない方は、贈り物にどんなお花がよく選ばれているか気になりますよね。
お花屋さんの選び方
おそらく多くの人はどんなお花屋さんが良いか、考えたこともないのではないでしょうか?
私の感覚ですし、必ずしも当てはまる訳ではないのですが、、、オシャレっぽいお花屋さんは贈り物に向いていて、オシャレっぽくないお花屋さんは向いていません。(伝わりづらくてごめんなさい)
オシャレっぽいお花屋さんが向いているのは良いとして、オシャレっぽくないお店はなぜダメなのでしょうか?
実はこういうお店は贈り物としてのお花に加え、仏花を扱っているケースが多くあります。そのため、お店によっては贈り物なのに仏花を使ってしまうところも見受けられます。また、ちゃんとテクニックを持ったお店もありますが、テクニックがイマイチであまり見栄えがしないデザインになってしまうお店も見受けられます。
贈りものメインでやっているオシャレなお花屋さんは仏花を置いてあることは殆どありません。「そのお花屋さんに仏花が置いていないか?」を基準にお花屋さんを選んでも良いでしょう。
失敗しない頼み方
お花屋さんでどう頼めば良いかわからず緊張しそうな方も多いのでしょうか?
以下のポイントを押さえておけば当日緊張することなく、失敗せずにお花を買うことができます。
- 予算
- 贈り物の用向き(相手の性別・年齢も含む)
- 入れたいお花
- 好きな色
- 雰囲気・イメージ
- 大きさ
- 花束かアレンジか
早速一つ一つ見て行きましょう!
①予算
シーンによりますが、結婚記念日やプロポーズ、退職祝い、退院祝いなど、よくあるお花を贈るケースでは、5,000円〜10,000円程度が多いです。
5,000円未満だと少し見栄えがしないので、まずは予算5,000円から検討してみましょう。そしてお花屋さんにあなたの予算を伝えましょう。その予算内でどういうデザインにするかお花屋さんが一生懸命考えてくれます。
②贈り物の用向き(相手の性別・年齢も含む)
相手の性別や年齢、シーンによって、好まれるお花の色合いや雰囲気が変わります。そのためこの情報は、お花屋さんがあなたの贈り物にマッチするデザインを考える上で大切な材料になります。
これはしっかり伝えるようにしましょう。
③入れたいお花
これは特に無ければ、お花屋さんにお任せでもOKです。
もし、お花を贈る相手が「特にこの花が好き!」ということが分かっている場合は、伝えるようにしましょう。
④好きな色
これも特に無ければ、お花屋さんにお任せでもOKです。
贈る相手の好きなを花は知らなくても、好きな色を知っていることはあると思います。もし知っているのであれば、喜んでもらうためにお花屋さんにも伝えてあげましょう。
⑤雰囲気・イメージ
実は、お花を作り終わってから「何だかイメージしていたのと違う、、、」ということがしばしばあります。
漠然としていて伝えづらいかもしれませんが、「可愛い感じ」「大人っぽい感じ」「落ち着いた感じ」「エレガントな感じ」など、イメージを伝えてからお任せするようにした方が良いです。
店頭に置いてある実物のお花を見て、「こんな感じの雰囲気で!」と伝えるのがオススメです。
⑥大きさ
これもお花を作り終わってから揉めがちなポイントです。
お花屋さんにお任せしたら、「思っていたよりこじんまりしちゃった、、、」ということがしばしばあります
大きさのイメージは事前に伝えておき、あなたとお花屋さんの間でイメージ相違がないようにしておきましょう。これも店頭に置いてあるお花のアレンジメントを見て、「これくらいの大きさで!」や「これくらいなんだけど、高さはあとこれくらい欲しい(手でジェスチャーしながら)」という伝え方でも良いと思います。
また、お花屋さんでは揉めませんが、家に帰ってから置く場所があるかでも大きさのリクエストが変わってきます。これは次の章で見ていきましょう。
⑦花束かアレンジメントか
実は、お花屋さんで頼めるデザインは大きく「花束」と「アレンジメント」の2つです。
ケースによって向き不向きがあるので、贈り物のシーンにあったタイプを選びましょう。
花束
花束タイプの中にも、「長めの花束」と「短めのブーケ」の2種類があります。
【長めの花束】
いわゆる花束と聞いて一番想像しやすいものですね。茎の部分を長く残したものです。大きく、ダイナミックな見栄えになります。弱点は、花瓶がないと活ける場所がないことです。もし花瓶がない場合にこのタイプの花束を贈ると、花瓶を買ってもらうか、もしくはせっかく贈ったのに捨てざるを得ないことになります。
【短めのブーケ】
こちらは花束でも茎を短くしたものです。丸くてかわいらしい形の花束になります。このタイプは、花瓶でなくコップに活けることも出来ます。花瓶がないが、花束の形が良いときはこのタイプがオススメです。また、大きい花束に比べてコンパクトになるため、高価で見栄えのする花を入れることが出来るのも特徴です。
アレンジメント
アレンジメントとは、花束とは異なり、すでに活けた状態でお花を提供するタイプのことを言います。カゴなどにベースと言われる給水スポンジを入れそこにお花を活けます。
特徴としては、「花瓶がいらない」「給水スポンジに水を吸わせるだけでお手入れが楽」というところです。花瓶がない、あるいはあるかどうか分からない状況では、アレンジメントを贈るのが無難です。
アレンジメントの中にも「四方見」と「三方見」の2種類があります。
【四方見】
四方見(またはオールラウンド)と呼ばれるものは、四方(どの角度)から見てもお花が活けてある様に見えるアレンジメントです。ギュッと詰まってかわいい感じのアレンジになります。机の真ん中に置く様なケースでしたらこのタイプがオススメです。
【三方見】
三方見は、背中があるアレンジメントです。背中側は裏面になっていて、背中側からはお花は見えません。葉物やラッピングで茎などの中の構造を覆って見えない様にしています。四方見と比べ、同じ値段でも高さを出すことが出き、豪華な見た目になります。そのため、壁に寄せて飾る場合はこのタイプがオススメです。
見落としがち!お花を持って帰った後のことも意識しよう
お花を買うのに慣れていない方は、中々持って帰った後のことまで気が回らないものです。
ここもきっちりポイントを押さえていきましょう!
花瓶をチェックしよう
前の章でも少し触れていますが、花束は花瓶に活けることになります。花瓶がない場合、あるいは花瓶があるかどうか分からない場合は、花束ではなくアレンジメントを選ぶ様にしましょう。
また、花瓶があり花束を選ぶ場合は、花瓶の「高さ」と「口の広さ」を予め測っておいて当日お花屋さんに伝えましょう。そうすると花束のラッピングを外して、そのまま花瓶に入れるだけで活けることが出来ます。
もし、花瓶の高さと花束の長さがあっていない場合は、一度ラッピングを外した後に茎をカットして花瓶の高さに合わせる必要があります。
同様に、花瓶の口の広さと花束のボリュームが合っていない場合は、一つの花瓶に入りきらず、複数の花瓶に分けて活けることになります。
最後に…
いかがでしたでしょうか?おそらくお花をあまり買ったことがない人にとっては、「なるほど!」と思う情報が合ったのではないでしょうか?
ぜひ、次回お花を贈るときは喜ばれる様に意識していただけると嬉しいです。